マネジャーの休日余暇(はてなブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介しています。 すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

伊賀上野サンピアで年越し

お正月の日は親の家に集まっていた。 子供が小さいころは狭い団地の実家に3家族が集まっていた。 成長した子供たちは大きくなった。 いつしか宿泊ができる状態ではなくなったので弟家族と入れ替わっていた。 それでも正月には顔を合わせておせちを食べてお…

野垣内春日若宮社砂撒き

大和郡山市内の旧村の各所で見られた砂の道が急激に消滅している。数少なくなった砂の道だが、大晦日の日に敷かれている。家族とともに境内を清掃し綺麗されている野垣内町春日若宮社の一年神主さん。同神社の拝殿には、30日に掛けられた珍しい伊勢エビ注…

新庄素盞嗚命神社の簾注連縄

新庄町の素盞嗚命神社でも簾型の注連縄が飾られている。 本殿や拝殿に末社もある。 お堂や会所などありとあらゆるところに飾っている。 Hさんの話によると注連縄は水の神さんであって龍を現しているという。 しかも、垂らした藁が足のように見えることから…

発志院町の秋祭り

発志院町には宮座がある。 二座があったが現在は統合されて当屋座の一座になった。 その名残でしょうか、当屋から出幸お渡りされる際に五人衆が持つ御幣は二本束ねているそうだ。 体育の日の前日は宵宮座のお渡り。 到着後の神事を終えてから当屋の引き渡し…

発志院の簾注連縄

発志院町の八王子神社では年番の当屋さんが注連縄を作って鳥居に取り付ける。 注連縄は簾型だ。集落の各家でも同じように簾型の注連縄が飾られる。 K家ではたくさんのウラジロを飾り付けた注連縄を玄関口に取り付けている。 藁を垂らした本数は少ないがウラ…

白土町の行事

白土町には八月の盆行事になる大人の念仏講と子供の念仏講がある。 子供の念仏講は盆入りの7日から14日まで毎日お勤めをする。 夕方4時頃に浄福寺に集まってくる。 拍子をとって太鼓を叩くのはボスと呼ばれる男児。 以外の男の子は鉦を叩く。 仲家を出発…

白土白坂神社砂撒き

早朝に集まってきた白土町の六人衆。千束東、城、東、西、北、中の六垣内から選ばれた年番の白坂神社宮守のトーヤ衆だ。この日までに鳥居や本殿などに注連縄を取り付けておく。ご神木の注連縄は三人がかりで結った。力仕事なのだと話す。鳥居の注連縄は簾型…

年越し年明けのとんど

年が明けたら氏神さんにお参りする。 地域の神社では参拝者を温かく迎えようと「とんど」を燃やすところがある。 田原本町の池神社の境内では大きく設えたとんどが出来上がった。 その周りの樹木は綺麗に枝が刈り取られている。 以前のことや、ちょっと燃え…

下笠間の正月行事

イタダキの膳に敷いていた半紙は、字が上手になりますようにと書き初めして小正月のどんどで燃やす。 書き初めでは「あらたまの としのはじめに 筆とりて」と唱える。 燃やすのは成人の日になったので、どんどは9日(平成22年)に作られる。 心棒は太い竹…

下笠間I家の正月のモチ

下笠間のI家では年も押し迫った暮れの28日に正月に供えるモチを作る。 翌日の29日は「苦」が付く日なのでモチはこしらえない。 朝早くから搗いたモチは家のそれぞれの神さんに供えるもので膳に並べる。 膳には長い髭のような根があるトコロイモ、ゴマメ…

野遊び忘年会

今年もやまちゃん先生宅で野遊び忘年会。 都合で急遽欠席されたうめちゃんやエルモさん家族を除いてカニ鍋どっぷり忘年会が始まった。 今年はさらに奉納酒が倍増。 帯解界隈で有名になった豊祝。 番条町の造り酒屋中谷酒造からは「萬穣」、「正月用しぼりた…

別所の行事

1月7日は永照寺下之坊でオコナイの行事。 昔はホラ貝吹いて太鼓を叩いて悪魔祓いをしていた。 今はススンボの竹で床を叩いている。 一般的には乱声(ランジョウ)という所作だが、ここでは御誓(ごせ)と呼んでいる。 元々は座の行事だったが廃れてしまっ…

別所の申祭りモリサンへ

注連縄の長さは決まっていない。 出発時間が迫ったらそこで作業を終える。 縄を繋ぎ合わせて一本の注連縄にする。 それを丸くして竹の荷い棒に通す。 それを肩に担いだら、塩水で清めて出幸だ。 先頭の御幣持ちに続いて「デンボ」持ち。 後方は注連縄担ぎに…

福住町別所の申祭り

往古から使われてきた七曲がりの峠道を数年前に整備された。 天理市福住町の別所は峠道の出発地。 そこから数百メートル先に永照寺下之坊がある。 かって上之坊を入れて七坊もあったとされる寺院は下之坊だけになっている。 その境内で注連縄作りが始まった…

柳生山脇の山の神

12月第一日曜日に行われている柳生町山脇の山の神。クヌギやナラの木を求めて山へ入る。伐採してそれを炭窯に入れて炭を作る。山はひと山ごとに伐採する。山の初仕事に入る前は山の神に仕事の安全、無事を祈って拝み山に入る。その際、斜めに切った細い竹…

法蓮町稲荷神社などのこと

アブラゲと赤飯を供えている末社の稲荷神社がある。 13日に稲荷講によって供えられたという。 同神社は明治16年に廃園になったドリームランドから移設された。 元の場所は大黒芝(だいこくのしば)だった。 平城京跡の第二次大極殿(注 復元されたのは第…

法蓮常陸神社十二月例祭

毎月19日に例祭を営んでいる法蓮町の常陸(ひたち)神社。 参道や境内に幟を立てて参拝者を待つ「法蓮会所方」衆のうち65歳以上の男女で構成される「阿弥陀講」のみなさんだ。 別名に老人会とも呼ばれている講衆は約40人。 「法蓮会所方」は堺県から奈…

ライトアップ国立博物館

中世ヨーロッパのお城を思い起こせる国立博物館。 赤坂離宮迎賓館を設計した片山東熊氏の設計。 宮廷建築家の設計だと知った。 なるほど。 ライトアップに映えて威容を誇る。 (H21.12.17 Kiss Digtal N撮影)

春日若宮おん祭お旅所祭

春日若宮おん祭のお渡り式の稚児流鏑馬が演舞しているころにはお旅所祭が始まっている。 芝居の言葉の語源とされる芝舞台で厳粛に祭祀される。 染御供(そめごく)を神前に供えられ、宮司や日使(ひのつかい)の奉幣神事などが行われる。 そのあと、稚児や願…

くら寿司500円ランチ定食

クルクル寿司は家族でよく行った。 くら寿司もそのひとつ。 古市辺りの街道を走っていると眼にはいるのが幟幡。 平日は500円のランチ定食とある。 どんなものか一度は食べてみたかった。 2時を過ぎていた。 山添で寒さが身に凍みた。 暖まりたい。 それ…

山添春日の春日神社申祭り

高い山々に初冠雪の便りが届いた。 気温は3度。強い風が吹く山添村の春日は身体が心底まで冷えていく。 来年に造宮を控えている春日神社は工事中。 神さんは一時退避で参籠所に遷されている。 今年の申祭りの奉納は舞台を斜めに設えた。 奉るサカキは神さん…

鍋屋町初宮神社春日田楽詣で

17日の朝、春日若宮おん祭のお渡りに先だって鍋屋町の初宮神社へ田楽詣でが行われる。 華やかな五色の御幣に綾藺笠(あやいがさ)を被って編木(ささらぎ)・笛・太鼓を持つ集団は田楽座。 おん祭で行われる芸能のうちで最も興福寺と深い関係を持ってきた…

石川町Y家のイチゴ栽培

ビニールハウスの中は甘い香りで充満している。 高い畝にはイチゴ畑が連なる。 窪地には籾がびっしりと敷き詰められている。 ハウスの室温が上がらんように湿気を含んだ土から吸い取る籾。 JAで安うわけてもらったという二老のYさん。 晴天やったらイチゴ…

coco壱番館

昨今、盛んにテレビから映し出されるcoco壱番館のカレー。 車を走らせていれば、こんなところにもできた。 次から次へお店を発見するたびに儲かってるんやなと思うことがある。 先日のテレビで見ていたかーさんが食べに行こうと言い出した。 コマーシャ…

下笠間の伊勢講

江戸時代に流行ったお伊勢参り。 お参りは行きたいがお金の工面がいる。 当時の庶民にとっては旅費負担が重みであった。 いきなり大金を工面できるはずもなく、少しずつお金を積み立てて用立てした。 それが伊勢講の仕組みである。 気のおうた者どうしが集ま…

タイトルは繞道火の道

いつもなら奈良を代表する風景写真を要求される。 それも昼間の写真だった。 今回は違った。 行事の写真を採用したいと話す。 先般、発刊した「奈良大和路の年中行事」を知った隣人は既に決められていた。 それが桧原神社の繞道祭だった。 届けられた暴追だ…

おん祭りの提灯と注連縄

JR奈良駅から三条通りを経て目指す近鉄奈良駅に向けて夜の街を歩いた。 道路向こうの花芝商店街に行くには信号を渡る。 点滅しだしたので足早に向かった。 渡りきったとき、ご神燈の提灯が目に入った。 今夜は祭りなのだろうか。 商店街通りを歩いていくと…

JA特産品アンテナショップ

3年前のことだ。奈良市八条町を通りがかったとき、目に入ったのが数十枚も板に干してあった切干しダイコン。 干していたお家の方にお話しを伺ったことを思い出す。 切干しダイコンは商品。 JA特産品アンテナショップで売ってもらっていると言った。 貰っ…

タイトルは植槻のオンダ

県内で行われるオンダ祭のトップバッターは植槻町八幡神社。 年明け早々に豊作を祈願される日はぜんざいの接待もあることから参拝者が多くなりつつあります。 (H21.12.11 SB912SH撮影)

田中八王子神社十日祭

昔はミカンを撒いていたからミカン祭りといっていた田中町八王子神社の十日祭り。 今は会所でミカンを配っている。 幕を張り提灯台を設えた神社に集まってきた関係者は会所に上がる。 柳生の神職に白衣の村神主は上座。 周りの席は七人衆、自治会長、神社会…